Japan Physics Olympiad, JPhO
物理オリンピック日本委員会

物理チャレンジ2025

物理チャレンジ2025(第21回全国物理コンテスト)は、高校生・中学生の皆さんを主な対象として、 物理の面白さや楽しさを体験してもらうことを目的とする全国規模のコンテストです。2026年に開催される物理オリンピック国際大会の日本代表選手候補者の選考を兼ねています。

物理チャレンジは、高校生以下の皆さんが物理の学力を競う全国規模の物理コンテストです。物理チャレンジは予選に相当する第1チャレンジと、そこで選抜された100名が集まって行われる国内本選である第2チャレンジの2つのステップからなります。第1チャレンジでは実験課題と理論問題の双方が出され、昨年まではその両方を受けることが第2チャレンジ進出の条件となっていました。

今回、物理チャレンジにより多くの皆さんが参加できるように、第1チャレンジの実施方法を変更します。2025年度は、従来の「実験課題レポート」と「理論問題コンテスト」の両方にチャレンジするコースに加え、「理論問題コンテスト」のみにチャレンジするコースを新設し、いずれのコースからも第2チャレンジに進出できます。第2チャレンジへの進出者100名は、各コースの参加者数に比例した人数を各コースから選抜します。

第1チャレンジの参加者に対してはその応援として、第2チャレンジ進出のほか、次のような制度を準備します。

第1チャレンジでは、優れた実験課題レポートを提出した参加者に第1チャレンジ実験優秀賞・優良賞を授与してきました。2025年は、これらを大幅に拡大し、特に優れた実験課題レポートを提出した参加者を「第1チャレンジ実験最優秀賞」として表彰するほか、すぐれた実験課題レポートを提出した多くの参加者に「優秀賞」・「優良賞」・「奨励賞」を授与します。

また理論問題コンテストでは、理論問題の実力を分かりやすく示す指標を新たに導入します。

理論問題の得点上位者の10%をSランク、20%までをAランク、50%までをBランクとし、認定します。理論問題コンテストはオンライン試験です。試験会場に出向く必要はなく、自宅あるいは学校で受けることができます。また実験課題も工夫すれば特別な装置は不要で家庭でも行えるような課題です。これまで物理チャレンジに参加していない高等学校はまだ多数あります。この機会にあなたがさきがけとなってください。

実験レポートが難しいと感じている方は、理論コンテストのみのコースにチャレンジしてください。ただし第2チャレンジでは、実験問題と理論問題が課されますので、それに備えて実験についてのスキルも磨いておくことを望みます。

全国津々浦々から多くのみなさんが参加してくれることを期待しています。

2コース制に関する解説動画



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